写真●ASP Entryによるコンテンツ編集の画面
写真●ASP Entryによるコンテンツ編集の画面
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 ソニーは2010年1月21日、デジタルサイネージのサービスプラットフォーム「BEADS」を活用したASP(アプリケーションサービスプロバイダ)サービスを開始すると発表した。開始予定は2月15日である。

 今回提供するASPサービスは、ソニーが運用・管理するデジタルサイネージのアプリケーションを、インターネット経由で利用できるようにするもの。利用者は、パソコンのWebブラウザでアプリケーションを利用して、コンテンツの編集や配信スケジュール管理などを行う。デジタルサイネージのコンテンツは、ソニーが提供する専用のディスプレイコントローラーに接続したディスプレイに配信する。

 ASPサービスとして、「ASP Pro」と「ASP Entry」の2種類を用意した。ASP Proは、広告事業者向けのサービスで、広告や配信といった条件のメタデータを管理したり、配信レポートを出力したりする機能を提供する。ASP Entryは、企業が商品販促や情報発信で利用することを想定したサービス。テンプレートに従って容易にコンテンツの作成、配信ができるのが特徴だ。

 月額利用料金は、ディスプレイコントローラー1台当たりASP Proが1万2000円、ASP Entryが7200円。専用のディスプレイコントローラーの参考価格は20万円程度。ソニーは2010年度にディスプレイコントローラー1000台分での利用を目指す。