写真●NECの「Cloud Platform Suite」、左からエンタープライズパッケージ、スタンダードパッケージ、データセンターパッケージ
写真●NECの「Cloud Platform Suite」、左からエンタープライズパッケージ、スタンダードパッケージ、データセンターパッケージ
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 NECは2010年1月21日、クラウド環境を構築するためのソフト、ハード製品を組み合わせた「Cloud Platform Suite」の販売を開始した。大半の設定作業を済ませてあるため、顧客は最小限の作業だけで仮想環境を構築して、利用可能な状態にすることができる。最大で、5日かかっていた作業が1時間で済むという。

 「初期導入や構成変更の手間が大幅に減るので、トータルの運用コストが下がる」と庄司信一サーバ・ワークステーション事業本部長は説明する。

 規模に応じて三つのメニューを用意する。サーバー1台構成(最大4台)のスタンダードパッケージ、4台(最大16台)のエンタープライズパッケージ、40台(最大40台)のデータセンターパッケージだ。

 主に新規にクラウド環境を導入したい企業に売り込む。価格はスタンダードが871万円から、エンタープライズが3880万円から、データセンターが2億5000万円から。初年度で100億円、300セットの売り上げを見込む。出荷開始はスタンダードとデータセンターが2月下旬、エンタープライズが4月から。