米Mozillaは米国時間2010年1月17日、オープンソースWebブラウザの次期版「Firefox 3.6」の製品候補(RC:Release Candidate)2版を公開した。WebサイトでWindows版、Mac OS X版、Linux版を無償ダウンロード提供している。

 MozillaはRC2版の詳細について明らかにしていないが、米メディア(CNET News.com)によると、MozillaはRC2版を「セキュリティ/安定性向上版」と位置付けているという。

 Firefox 3.6ベータ版/RC1版は自動的にRC2版へアップデートされる。「Help(ヘルプ)」メニューの「Check for Updates(ソフトウエアの更新を確認)」から手動でアップデートすることも可能。 RC2版も自動アップデート機能を備えており、後日Firefox 3.6の最終版へアップデートされる(関連記事:Mozilla、次期Webブラウザ「Firefox 3.6」のRC1版リリース)。Mozillaは、Firefox 3.6に対応していないプラグインがある場合、互換性確認ツール「Add-on Compatibility Reporter」を使うよう呼びかけている。

 Firefox 3.6は新たなレンダリング・エンジン「Gecko 1.9.2」を採用。応答性の向上や起動時間の短縮といった改良を施し、セキュリティも強化した。またMozillaは、フィンランドNokiaのインターネット端末向けソフトウエア・プラットフォーム「Maemo」などを搭載する小型デバイスでも快適に使えるよう、最適化に取り組んだとしている(関連記事:Nokia,新型インターネット端末「N900」を10月発売)。

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