写真1●MetaMoJi 代表取締役社長の浮川和宣氏
写真1●MetaMoJi 代表取締役社長の浮川和宣氏
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写真2●MetaMoJi 代表取締役専務の浮川初子氏
写真2●MetaMoJi 代表取締役専務の浮川初子氏
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 ジャストシステム創業者の浮川和宣氏(写真1)と浮川初子氏(写真2)が設立した新会社「MetaMoJi(メタモジ)」は2010年1月14日、事業開始に伴う会社説明会を開催した。アプリケーション開発基盤技術の基礎研究にビジネスの主軸を置くという。

 浮川和宣氏と浮川初子氏は、2009年10月29日にジャストシステムの役員を退任。10月30日に新会社を設立し、それぞれ代表取締役社長と代表取締役専務に就任した。1月の時点で新会社の従業員は16人。全員がジャストシステム出身で、研究開発部門の人材が中心だという。

 新会社の経営方針について浮川和宣氏は、「将来的にも株式上場するつもりはなく、あくまで浮川両人が出資するプライベート・カンパニーとして存続していく」と説明した。「新しい技術やサービスに関する基礎研究はMetaMoJi内で行う。そして、新技術が製品化にこぎつけサービスインする際には、他社との協業や株発行による資金調達を行い、事業会社を組成する」(同氏)。

 MetaMoJiは、XMLサーバー・アプリケーション開発環境「PXL」など、ジャストシステムから大きく4つの事業譲渡を受けている。当面は、これらの事業に関する新技術・サービス開発に取り組み、事業運営会社の組成とサービスインを目指すという。「将来的には、IT技術者だけでなく一般ユーザーもアプリケーション開発に参加できるような開発環境を実現したい」(浮川初子氏)。

■変更履歴
記事公開時、最終段落で「XML関連ソフトウエア『xfy(エクスファイ)』など、ジャストシステムから大きく4つの事業譲渡を受けている」としていましたが、これは「XMLサーバー・アプリケーション開発環境『PXL』など、ジャストシステムから大きく4つの事業譲渡を受けている」の誤りです。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。[2010/01/15 08:46]