米CAは米国時間2010年1月11日、サービス・レベル管理（SLM）ソフトウエアを手がける米Oblicoreを買収したと発表した。これにより、クラウド・コンピューティング環境も対象にしたベンダー管理やサービス品質保証を強化する。買収金額などの条件については明らかにしていない。
Oblicoreは、ITサービス・レベル契約（SLA）を設計、監視、管理するためのソフトウエアを企業やサービス・プロバイダ向けに提供している。CAとは以前より提携関係にあり、Oblicore製品は「CA Spectrum Infrastructure Manager」や「CA Service Desk Manager」などのCAソリューションと連携する。米Microsoft、米Oracle、独SAP、米IBM、米HP、米BMCなどによるシステムと組み合わせた利用も可能。
Oblicoreの顧客には、米AT＆T、オランダABN AMRO、英British Telecom、米Cable ＆ Wireless、仏France Telecom、米ING、独Lufthansa Systemsなどが含まれる。今後、Oblicoreの製品は、CAあるいは認定パートナから直接提供する。
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