写真1●写真上の大きい画面の製品がペガトロン製、左下がアーコス製、右下がHP製のスレートPC
写真1●写真上の大きい画面の製品がペガトロン製、左下がアーコス製、右下がHP製のスレートPC
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 2010年1月6日(米国時間)、コンシューマ向け機器やサービスの専門展示会「2010 International CES」の最初の基調講演で、米マイクロソフトのスティーブ・バルマーCEOが「スレートPC」と呼ぶ新たなパソコン製品を披露した(写真1)。

 スレートPCはタッチパネルを備え、電子書籍に適した端末。OSにはWindows 7を採用する。講演では「コンテンツの種類や供給源にかかわらず、Windowsパソコンが最も優れたユーザー・エクスペリエンスを提供する」という話の流れで紹介しており、これがほかの組み込み向けOSではなくWindows 7をスレートPC向けに採用した理由とみられる。

 基調講演では、米ヒューレット・パッカード(HP)、仏アーコス、台湾のペガトロンの3社による試作機を紹介。このうちHP製のPCを手にとり、電子書籍リーダー「Kindle」対応の電子書籍をパソコン上で読めるようにするソフトウエア「Kindle for PC」を動かしてみせた。講演では、2010年後半には発売できる見込みであるとした。