米Qualcomm社は、米Hewlett-Packard(HP)社と協同でAndroidベースの「スマートブック」を開発中であることを明らかにした。デモンストレーションを、開催中の International CES(Consumer Electronics Show)2010会場において展示中である。

 開発中のスマートブックは、動作周波数1GHzのARMコアを中核とする米Qualcomm社の最新チップSnapdragon(QSD8250)を搭載する。長時間のバッテリー駆動、3GネットワークとWi-Fiへの対応などが特徴。OSとしてAndroidを搭載する。

 スマートブックは、スマートフォンとPCの中間に位置する新ジャンルの総称。ネットブックと近い位置づけにあるが、Intel製チップを中心としたPCのアーキテクチャではなく、Qualcomm製チップを中心としたスマートフォンに近いアーキテクチャを採用する点が異なる。従来、台湾ASUSや台湾Compalなどが開発に名乗りを上げていたが、今回はPC大手のHPが開発パートナーとして名乗りをあげた事が注目される。

発表資料