写真●DellがAT&Tに供給するAndroid端末「Mini 3」
写真●DellがAT&Tに供給するAndroid端末「Mini 3」
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 米AT&Tは米国時間2010年1月6日、米Google主導のモバイル・プラットフォーム「Android」を搭載した携帯電話を投入する計画を発表した。米Dell、米Motorola、台湾High Tech Computer(HTC)による合計5機種のAndroid端末を2010年前半に発売する。いずれもAT&Tが独占的に扱う。

 Dellによると、同社がAT&Tに供給する端末は「Mini 3」(写真)。「Twitter」や「Facebook」などとの連携機能も備える予定という。米国外では、China Mobile(中国移動)とブラジルのClaroがMini 3の販売契約を結んでいる。

 またAT&Tは、Android端末向けアプリケーション販売サイト「Android Market」との提携により、Android端末ユーザーがAT&Tを通じてアプリケーション購入の決済を行えるようにする。同社は同様の提携を、フィンランドNokiaの「Ovi」、米Microsoftの「Windows Marketplace」とも結んでいる。

 そのほか、AT&Tはモバイル・アプリケーション開発促進の取り組みとして、米QUALCOMMとの提携も明らかにした。AT&Tが「Quick Messaging Device」と位置付ける低価格携帯電話に、QUALCOMMの次世代ソフトウエア・プラットフォーム「Brew Mobile Platform」を採用する。さらに、同プラットフォーム向けアプリケーション開発をサポートする新たなソフトウエア開発キット(SDK)をリリースする。

[発表資料(AT&Tのプレス・リリース)]
[発表資料(Dellのプレス・リリース)]