韓国のSamsung Electronicsと米RealDは米国時間2010年1月4日、3次元(3D)テレビの開発に関する提携を発表した。Samsungは自社のテレビ製品で、RealD独自のステレオスコピック・フォーマット「RealD Format」をサポートする。

 RealD Formatは特殊なフィルターと技術を組み合わせており、左右の目でとらえた異なる映像を統合することで、高品位3Dコンテンツの視聴を可能にする。両社はこの提携により、映画館での高画質3D映像体験を家庭にもたらすことを目指すとしている。

 また両社は、アクティブ方式メガネと新たなパッシブ方式ディスプレイの技術開発でも協力し、3Dテレビの普及促進を図る。

 米DisplaySearchの調査によると、3Dテレビの出荷台数は2009年の20万台から2018年には6400万台に拡大し、市場規模は170億ドルに成長する見込みという(米CNET News.comの報道)。

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