写真●新売買システムの稼働を記念し開催された、セレモニーの様子(左から2人目が東証の斉藤惇社長)
写真●新売買システムの稼働を記念し開催された、セレモニーの様子(左から2人目が東証の斉藤惇社長)
[画像のクリックで拡大表示]

 東京証券取引所は2010年1月4日、株式売買の新システム「arrowhead」の稼働に伴い、記念セレモニーを開催した(写真)。東京証券取引所の斉藤惇社長は「世界でもトップクラスの処理性能を誇る株式売買システムが無事稼働した。世界の機関投資家の取引参加を促せることは間違いない」と強調した。

 記念セレモニー終了後、斉藤社長は新システムについて「売買注文を5ミリ秒(1000分の5秒)で処理することが可能となった。アジアでもナンバー1の処理性能を誇る株式売買システムだ」と胸を張った。「システムの可用性についても、99.999%を確保している。我々が現時点で想定し得る障害に関しては、事前に対応策を準備しており、稼働前にできることはすべてやった」(斉藤社長)。

 「今後は、質の高い投資家の取引参加を促していく。新システムの稼働に先立ち、すでに複数の機関投資家から取引参加の声をいただいている」(斉藤社長)。

■変更履歴
arrowheadの稼働日を「2009年1月4日」としていましたが、正しくは「2010年1月4日」です。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2010/05/27 17:00]