米Red Hatは米国時間2009年12月22日、2010会計年度第3四半期(2009年9~11月)の決算を発表した。売上高は1億9430万ドルで前年同期比18%増加した。内訳は、サブスクリプションによる収入が同21%増の1億6440万ドル、研修およびサービスによる収入はほぼ横ばいの2990万ドルだった。

 会計原則(GAAP)ベースの純利益は1640万ドル(希薄化後の1株当たり利益は0.08ドル)で、前年同期の2430万ドル(同0.12ドル)を下回った。訴訟の和解関連費用が1株当たり0.03ドル押し下げる形となった。営業利益は1980万ドルで、営業利益率は10.2%。

 株式報酬や償却費用などを調整した非GAAPベースの場合、純利益は3350万ドル(希薄化後の1株当たり利益は0.17ドル)で、前年同期の3690万ドル(同0.18ドル)から減少した。営業利益は4610万ドル、営業利益率は23.7%となる。

 米メディアの報道(Internetnews.com)によると、アナリストが予測した売上高は1億8800万ドル、一時的費用を除いた1株当たり利益は0.16ドルだった。またRed Hatは2010会計年度第2四半期(2009年6~8月)の決算報告の際に、当期売高見通しを1億8700万~1億8900万ドルの範囲としていた。

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