ミニブログ・サービス「Twitter」を運営する米Twitterは米Googleおよび米Microsoftとの提携によって2500万ドルを獲得すると、米BloombergのBusinessWeekオンライン版が米国時間2009年12月21日に報じた。

 Twitterは、GoogleおよびMicrosoftの検索サービスにおけるTwitter対応に関して、今年10月に両社と提携を結んだ。両社はそれぞれの検索サービスで、Twitterのつぶやき(ユーザーの投稿メッセージ)を検索する機能を提供する(関連記事:Microsoftが「Bing」でTwitter検索サービスを開始、Googleも対応計画を発表)。

 BusinessWeekの報道によると、この提携によってTwitterはGoogleから約1500万ドル、Microsoftから約1000万ドルを受け取る。これに加え、通信費などのコスト削減を実施し、2009年に少額の利益を確保する見込みという。

 Twitterはサービスを立ち上げて3年経つが、まだ確固たる収益モデルを確立していない。しかし、今年1月に収益事業の開発を推進する方針を発表し、12月には企業ユーザー向けアカウントの機能を開発中であることを明かした。同社を巡っては、大手による買収や株式公開(IPO)を準備中との噂がたびたびあがっている(関連記事:広がるTwitterのビジネス利用、本家の収益モデルはいかに?2010年は収穫の年)。