米大統領官邸(ホワイトハウス)は米国時間2009年12月17日,72億ドル規模のブロードバンド助成プログラムについて,第1弾の実施計画を明らかにした。まず,約1億8300万ドルを17州における合計18のプロジェクトにあてる。

 内訳は,十分なブロードバンド接続を利用できないコミュニティへの接続インフラ整備に1億2160万ドル,それらコミュニティの家庭,病院,学校への接続環境提供に5140万ドル,図書館や公共スペースのコンピュータ・センター拡充に730万ドル,技術活用が不十分なコミュニティのブロードバンド利用促進に240万ドル。

 また,Joe Biden米副大統領は,今後75日間でブロードバンド・ネットワーク構築に20億ドルを助成することも明らかにした。

 ブロードバンド助成プログラムは,高速インターネット接続環境が整っていない地域とコミュニティにブロードバンド導入を広めることで,格差是正と新規雇用創出を目指す。総額72億ドルのうち,47億ドルを商務省の電気通信情報局(NTIA)が,残り25億ドルを農務省の地方公益事業サービス(RUS)が担当する。

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