写真●みずほ証券本社が入居するビル(写真:柳生 貴也)
写真●みずほ証券本社が入居するビル(写真:柳生 貴也)
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 みずほ証券は2009年12月18日、株誤発注を巡り東京証券取引所に約415億円の損賠賠償を求めた裁判で、東証に約107億円の支払いを命じた12月4月の東京地裁判決(関連記事1)を不服として、東京高裁に控訴すると発表した。東証は12月14日に控訴見送りを発表(関連記事2)しており、みずほ証券の対応に注目が集まっていた。

 裁判は2005年12月にジェイコム株の誤発注により400億円を超える損失を出したみずほ証券が、誤発注を取り消せなかったのは東証のシステムの不具合が原因だとして、東証に約415億円の損害賠償を求めたもの。東京地裁は2009年12月4日、東証に107億1212万8508円の支払いを命じる判決を言い渡している。