米Dellは米国時間2009年12月16日,サービス事業部門Dell Servicesの立ち上げを発表した。同社が11月に買収したITサービス・プロバイダ,米Perot Systemsをベースにする。

 新部門はさまざまな業界に関する専門知識とDellのIT技術ノウハウを統合し,企業の自動化による労働力節約,適切なITサービス・モデルの実装,IT関連タスクのリモート実行などを支援する。コンサルティング,アプリケーション,ビジネス・プロセス・アウトソーシング,ホスティングなどを手がけ,業界標準に対応したサービス提供を進める。

 同部門のプレジデントにはPerot SystemsでCEOを務めていたPeter Altabef氏が就任した。

 Dellは,2010会計年度第4四半期(2009年11月~2010年1月)より,Perot Systems事業の業績を連結決算に含める。第4四半期におけるPerot Systems事業の売上高は,Perot Systemsの第3四半期決算とほぼ同様で,通常の季節的要因による軟化が一部あるとしている。また,Perot Systems買収に関する税引前費用として1億2000万~1億3000万ドルを第4四半期に計上し,2011会計年度に四半期あたり約2000万~2500万ドルを計上する予定。

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