ミニブログ・サービスの米Twitterは米国時間2009年12月14日,企業ユーザー向けアカウントの機能を開発中であることを明らかにした。「Contributors」と呼ぶ機能で,企業ユーザー名に加え,tweet(つぶやき)投稿者のユーザー名も付加できるようにする。
同社製品部門担当のAnamitra Banerji氏によると,Twitterを介して顧客とコミュニケーションをとる企業が増えている。企業利用が増え,Twitterが不可欠なものになりつつある今,よりビジネスに特化した機能が求められているという。同社はそうした機能を開発し今後ベータテストを実施していく。
Contributorsはその第1弾となる。画面ではつぶやきの下に投稿者の名前を表示する。企業の広報,販売などの担当者がアカウント管理者に代わって顧客と情報交換したり,DMを発信したり,ユーザーをフォローしたりできるようにする。顧客にとっては担当者の名前が分かり,これまで以上に企業と親しみやすくなるとTwitterはみている。
TwitterはContributors機能の認証APIを開発中で,このAPIが完成すればCoTweetやHootSuite.といったTwitterを利用する企業向けアプリケーションの機能が強化されると説明している。
Contributorsはすでに同社の開発者などが利用しているが現在はまだクローズドのテスト段階。今後検証作業などを経てパートナーや企業ユーザーに公開していくとしている。