米Appleは米国時間2009年12月11日,同社の特許13件が侵害されたとしてフィンランドNokiaを提訴した。Appleは,2009年10月にNokiaから特許侵害で訴えられたことを受けて反訴したとしている。ただし,具体的な対象特許や要求などの詳細は公表していない。

 米メディア(New York Times)によると,Appleは「iPhoneがコピーされた」と主張し,米デラウェア州連邦裁判所にNokiaを提訴した。この記事によれば,Appleが侵害されたと主張しているのは,パソコンと携帯電話端末との接続や電話会議,タッチ・スクリーンに表示するメニュー,LSIの消費電力管理,GUIのパターンや配色といった技術に関する特許だという。同時にAppleは,同社がNokiaの特許を侵害していないと主張している。

 NokiaがAppleを米デラウェア州連邦地方裁判所に提訴したのは2009年10月22日のことである。GSM/UMTS方式の 携帯電話と無線LANの標準仕様を実装する際に必要となる特許10件が,2007年のiPhone登場以来発売された全モデルで侵害されたとしている(関連記事:Nokiaが特許侵害でAppleを提訴,「iPhone」の全モデルが対象)。

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