チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズは2009年12月14日,Macintoshの最新OS「Mac OS X Snow Leopard」に対応したフルディスク暗号化製品「Check Point Full Disk Encryption for Mac OS X Snow Leopard」を発表した。ハードディスク上のすべてのデータを自動的に暗号化し,ノートPCが盗難にあった場合の情報漏えいを防止する。

 「Check Point Full Disk Encryption」は,OSや一時ファイル,削除されたシステム・ファイルを含むハードティスク上の全データを暗号化するフルディスク暗号化製品。Windows,Mac OS X,Linux,VMwareベースのシステムから,Symbian,Palmなど携帯端末用OSまで幅広く対応するのが特徴。これまでMac OS Xではv10.5のLeopardまでしか対応していなかったが,今回最新OSである「Mac OS X v10.6 Snow Leopard」を加えた。

 同製品は,PC起動時にすべての論理パーテーションをセクター単位で暗号化する。そのため,たとえ盗難されたノートPCからハードディスクが抜き取られ,別のコンピュータに接続されたとしても,ファイルやフォルダの情報が読み取られることはなく,個々のファイルがコピーされることもない。OS起動前に,ユーザー名とパスワードを要求する「起動前認証機能」を搭載。より認証強度を高めたいユーザー向けに,証明書ベースのスマート・カードやダイナミック・トークンなど複数ファクタによる認証オプションも用意する。