統合開発環境「NetBeans IDE 6.8」の画面例
統合開発環境「NetBeans IDE 6.8」の画面例
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 米Sun Microsystemsは米国時間2009年12月10日,Javaアプリケーション・プラットフォームの最新版「Java Platform Enterprise Edition(Java EE)6」をはじめ,アプリケーション・サーバーの最新版「GlassFish Enterprise Server v3」と統合開発環境の最新版「NetBeans Integrated Development Environment(IDE)6.8」をリリースした。Webアプリケーション向けの軽量なプロファイル「Web Profile」を新たに用意している。

 Java EE 6のWeb Profileを使うと,Java EEの一部機能だけで実現可能なWebアプリケーションの開発作業が迅速化するという。より高度なアプリケーションが必要になった場合は,プロファイル変更などで機能を追加できる。Java EE 6自体に外部プラグインをインストールして機能を拡張することも可能。さまざまな機能強化を施したが,旧版「Java EE 5」と互換性がある。ソフトウエア開発キット(SDK)をWebサイトで提供している。

 GlassFish Enterprise Server v3は,Java EE 6ベースのアプリケーション・サーバーで,商用版とオープンソース版がある。Web Profileにも対応し,Webアプリケーションの開発・配信が容易という。新たにアプリケーション/サービス管理監視機能やアップデート通知機能を搭載し,「GlassFish Update Center」から配信されるモジュールやパッチを管理できるようにした。オープンソース版をWebサイトで配布している。

 NetBeans IDE 6.8は,Java EE 6とSun GlassFish Enterprise Server v3に対応した統合開発環境である。Web開発スクリプト言語PHP 5.3への対応を強化し,C/C++用プロファイリング機能とJavaFX用コード補完機能を改善した。Webサイトで配布している。

[Java Platform EE 6発表資料]
[GlassFish Enterprise Server v3発表資料]
[NetBeans IDE 6.8発表資料]