米Microsoftは米国時間2009年12月8日,サーバーおよびツール事業(STB)内に新部門を設置したと発表した。Windows AzureグループとWindows Server & Solutionsグループを統合し,Server & Cloud Division(SCD)を形成した。

 今回の編成により,社内導入型データ・センターとクラウド・コンピューティングの両方に対応したソリューションの提供を単一部門で手がけることになる。

 Windows Azure開発チームは,同社CTOであるRay Ozzie氏のもとを離れ,Bob Muglia氏が率いるSTBに移る。SCD責任者にはAmitabh Srivastava氏が就き,Muglia氏の直属となる。Windows Server & Solutionsグループを率いていたBill Laing氏はSrivastava氏の直属となり,両氏はMicrosoftの戦略推進に向け,Windows ServerとWindows Azureの技術共有で協力する。

 Windows Azureのビジネスおよびマーケティング・チームは引き続きDoug Hauger氏が指揮を執り,Server and Tools Marketing Groupに加わる。

 同社は Windows Server関連の公式ブログへの投稿記事で,「今回の編成は,Windows Azureが開発プロジェクトから主流事業に発展したことを示している」と説明した。

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