写真●Amebaなうのサービス開始で都内で記者会見する押切もえ(左)と鈴木おさむ
写真●Amebaなうのサービス開始で都内で記者会見する押切もえ(左)と鈴木おさむ
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 サイバーエージェントは2009年12月8日、ミニブログ「Amebaなう」のサービスを開始した。同時に芸能人の記事投稿を集約した「芸能人なう」を開設。まずは携帯電話向けにサービスを提供し、12月16日からパソコン向けにもサービスを提供する。

 ミニブログは日常の“つぶやき”を投稿してコミュニケーションする簡易型ブログサービスで、米ツイッターが先行する。メールやSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)に並ぶコミュニケーションツールになる可能性を秘めているとして、ここ最近で国内の利用者が急増している。

 サイバーエージェントは、著名人の利用者数がミニブログの競争力になると判断。同社が運営するブログ「Ameba」を約6000人の著名人が利用していることから、これを強みに米ツイッターを追撃する狙いがある。

 一度の投稿文字制限はツイッターと同じ140文字とした。携帯電話向けの絵文字や画像も投稿できる。芸能人以外のAmeba会員も利用できる。

 芸能人としてはまず、押切もえ、鈴木おさむなど約30人が参加。サーバー負荷を確認しながら、年内に100人、2010年3月までに600人の参加を目指す。

 8日に芸能マスコミ向けの記者会見を開催(写真)。10日には芸能人向けのサービス説明会を開催するなど、順次、マーケティング活動を強化する。「最初の3カ月が勝負」(アメーバ事業本部の永山瑛子アシスタントプロデューサー)と初動のサービス利用者拡大を重視し、「明確な数値目標はないものの初動が悪ければ撤退する」(同)方針だ。