NTT東西地域会社(NTT東西)は2009年12月4日、NGN(次世代ネットワーク)とIPv6インターネットとの接続方式の一つ「ネイティブ方式」のサービスを提供する「接続事業者」(ネイティブ接続事業者などと呼ばれる)の選定結果を発表した。

 選定されたのはBBIX、インターネットマルチフィード、日本インターネットエクスチェンジの3社。いずれも複数のインターネット・サービス・プロバイダなどを接続するIX事業者である。

 NGNのネイティブ方式では、NTT東西とプロバイダをつなぐ「接続事業者」が存在するのが特徴。この「接続事業者」が、協定を結んだほかのプロバイダーのユーザーをNGN経由でIPv6インターネットに接続する仕組みだ。NTT東西は、「ひかり電話などのQoSサービスの劣化を避けるため」という理由で、「接続事業者」の数を最大3社までに限定していた。

 NTT東西はあらかじめ、「ネイティブ接続事業者になることを希望する企業は、2009年8月21日までにNTT東西に申請を出すこと」「申し込み数が4社以上に及んだ場合、立候補した各社は自社につながる予定のプロバイダーのユーザー数を算出し、2009年11月30日までにその数をNTT東西に提出すること」「NTT東西はそのユーザー数が多い企業上位3社を選定すること」を告知していた。

・NTT東日本の発表資料
・NTT西日本の発表資料