総務省の「新たな電波の活用ビジョンに関する検討チーム」は,2009年12月2日に,第1回の会合を開催した。この中で,「ホワイトスペースの活用方策などに関する提案募集」を実施することを決めた。募集期間は,年末年始をはさむ約1カ月を予定している。

 提案募集の内容は,(1)ホワイトスペースの活用など新たな電波の利用システムのイメージ(例えば,「利用場所や利用対象者など提供サービス内容」「周波数,空中線電力など利用する電波の緒元」など),(2)システムの実現による効果(たとえば「地域活性化などシステムの実現により期待される経済的・社会的効果」),(3)システムの実現に向けて検討すべき課題とそのための方策,(4)その他(例えば海外の取り組み状況や技術動向)である。

 課題の具体的な例として,「システム実現のための技術開発や実証実験の実施,技術基準の策定」「既存利用者との混信などに対する措置」「システムの導入方法や既存利用とのルールつくり」などを挙げる。

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