米McAfeeは米国時間2009年12月1日,外部記録メディアを多用する企業向けのデータ保護ソリューションを発表した。デバイス管理ソフトウエア,暗号化ソフトウエア,暗号化USBデバイスをそろえ,いずれも同社のセキュリティ・ポリシー集中管理ツール「ePolicy Orchestrator(ePO)」に対応する。

 「McAfee Device Control」は,USBドライブ,MP3プレーヤ,CD,DVDなどに格納されたデータを保護し,悪意のある人の手に渡って悪用されることを防ぐ。社内だけでなく,社外においてもこれらメディアを使ったデータ複製を監視および管理するためのツールを提供する。

 「McAfee Endpoint Encryption」は,暗号化アルゴリズムとアクセス管理機能を用いて,機密データへの不正アクセスを防止する。顧客データ,知的資産,法務および財務記録,従業員のやり取りなど,さまざまな情報を保護できる。

 暗号化技術を実装したUSBデバイス「McAfee Encrypted USB」は,認証済みのユーザーのみ読み取ることが可能。ePOを通じて一元的な管理が行える。

 モバイル・ワーカーが増え,データの移動がこれまで以上に頻繁に行われるようになると,あらゆる規模の企業にとって新たな管理の問題と危険性が生じる。これらメディアの扱い方について,企業はポリシーと管理を取り決める必要があると,McAfeeは述べている。

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