マイクロソフトは2009年12月1日、IT関連ベンチャーの支援活動を強化すると発表した。技術支援に加え、経営ノウハウの取得も支援。2010年1月から最大で年間3000人以上の起業家育成を開始する。

 「マイクロソフトインベーションアカデミー」は事業計画、資金計画、人材戦略、財務管理など経営全般の知識を無償で提供する研修講座。まずは同社の起業支援プログラム「マイクロソフトビズスパーク」の会員向けに東京・大手町の拠点で提供するが、「技術系の講義も用意しており、出張講義もあるため、最終的には3000人程度が受講することになる」(長井伸明シニアマネージャー)。

 「早期採用支援」はマイクロソフトの最新技術のサポートと検証環境を無償で提供する。「Windows Azure」などの技術について、メールサポートなどを行う。「年間で10~15の新製品・サービス開発につながることを期待している」(同)。利用者は同社が面接をして選考する。