主に英語に関するトレンドを追跡するサイト「Global Language Monitor(GLM)」は米国時間2009年11月29日,今年世界で最も流行した英語の言葉(単語)は「Twitter」だとする調査結果を発表した。2位は「Obama」(オバマ米大統領),3位は「H1N1」(新型インフルエンザ)だった。

 Twitterは2006年に始まったミニブログ・サービスで,今何をしているかを最大140文字の短いメッセージとして投稿し,他のユーザーや友人とコミュニケーションを取ることができる。

 この調査では,GLM独自のアルゴリズム「Predictive Quantities Indicator」を用いて,メディアやインターネット上で使われた言葉を分析した。「今年は,数々の政治的大事件,感染症の世界的流行,金融危機の影響,人気歌手の死など大きな出来事が続いたが,Twitterがそれらすべてを抑えて首位に立った。Twitterは,すべてのやりとりを140文字に制限するという,新たな社会交流の形を表すものだ」とGLM社長のPaul JJ Payack氏は述べている。

 なお,2008年の首位は,オバマ大統領が選挙戦のスピーチで繰り返した言葉「Change」だった。2007年のトップは環境重視の代表的な技術「Hybrid」が獲得した。

 今年最も流行した英語フレーズは,急死したマイケル・ジャクソン氏の愛称「King of Pop」。次いで,オバマ大統領の熱狂的支持者を表す「Obama-mania」,「Climate Change」(気候変動)と続いた。英語人名の首位は「Barack Obama」,2位は「Michael Jackson」,3位はオバマ大統領夫人を指す「Mobama」だった。

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