安川電機子会社のワイ・イー・データは、仮想化環境を対象にしたデータ復旧サービスを2009年12月から開始する。人為的なミスやハードウエア障害などによって、仮想マシン上でのデータを誤って消去した場合でも、データを復元できるようにするという。

 サービス対象となるのは、VMware製品を使ってサーバー上に構築した仮想マシン。ハードディスクの故障や誤操作によって、データが消去したり、仮想マシン上に存在するデータが開けなくなったりした場合、ワイ・イー・データがデータ本体の存在を確認するために、ハードディスクの記録内容を調査する。データ本体が残存していれば、CD-Rなどの外部記録媒体に保存して利用企業に提供し、仮想マシン上で再び利用可能にする。

 料金は個別見積もり。1ゲストOS当たりの調査費用は約10万円である。このほか復旧費用を別途徴収する。