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日経ソリューションビジネス

DRM対応の企業向け文書ファイル交換サービス、韓国ベンダーが2010年中に提供

2009/11/25
加藤 慶信=日経ソリューションビジネス
写真●ファスドットコムのゾ・ギュゴン代表取締役社長
写真●ファスドットコムのゾ・ギュゴン代表取締役社長
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 セキュリティベンダーである韓国のファスドットコムは2009年11月25日、DRM(デジタル著作権管理)技術を使って文書ファイルを交換するソフト「Fasoo Secure Exchange(FSE)」を2010年中にもSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)で提供すると発表した。狙いは国内での事業拡大。同社は日本での事業規模として、2010年度に2億円、2011年度に5億円の売り上げ目標を掲げた。

 SaaS型FSEは、クラウド環境に保管した文書ファイルを専用のクライアントソフトで閲覧/編集/共有するサービス。DRM技術を使うことで、閲覧できる期間や回数を制限する、リモートから廃棄するといった文書ファイルの制御を実現した。

 ファスドットコムは情報漏えいを防止するソリューションとして、同サービスを提案していく。サービスは、同社のパートナー企業となった国内のSaaS事業者を通じて提供する。月額利用料は未定。

 同社は2010年中に、自社開発のDRM技術を使った文書管理機能を他社のSaaSに付加するサービスも提供する。同社が用意した文書管理機能を、他社が提供する文書ファイルを共有・転送するSaaSと連携させる。SaaS事業者は、自社のサービスでやり取りしている文書ファイルの安全性を高められる。今後、連携するSaaS事業者と交渉する予定という。

 ファスドットコムのゾ・ギュゴン代表取締役社長は、「クラウドを広く普及するには、企業が抱いているセキュリティに関する不安を解消する必要がある。当社のサービスが、解決に向けたカギを握っている」と、SaaS事業の参入に向けた意気込みを語る(写真)。

 ファスドットコムはDRM技術に特化したセキュリティベンダー。韓国サムスングループのSIerであるサムスンSDSが2000年6月に設立した。FSEのほか、文書管理ソフト「Fasoo Secure Document(FSD)」、ファイルサーバー向け文書管理ソフト「Fasoo Secure Sile-server(FSF)」などを提供している。サムスングループや韓国国内の官公庁を中心に800社以上の顧客を抱える。

 日本市場には2004年に参入した。これまで、日立システムアンドサービスの文書管理ソフト「Millemasse」といった他社製品に、同社が開発したDRM技術を提供することで事業を展開してきた。日本では20社の導入実績を持つ。

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