写真●ポメラの上位機種「DM20」
写真●ポメラの上位機種「DM20」
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 キングジムは2009年11月25日、テキスト入力専用端末「ポメラ」の上位機「DM20」を発表した(写真)。現行機種の「D10」に比べて画面サイズやメモリー容量、テキスト編集機能を強化している。12月11日に販売を開始する。

 DM20は、画面を見やすくするために5インチのモノクロTFT液晶を搭載。内蔵メモリー容量が約89Mバイトで、2万8000文字のテキストファイルを最大1000ファイルまで保存できる。また、最大5階層までのフォルダ管理機能や1文あたり全角500文字以内の定型文を最大18種類登録できる機能を備えるなどして、テキスト編集機能の強化を図った。

 DM10のユーザーから多くの要望が寄せられていた「携帯電話との連携」を実現するために、テキストをQRコードに変換できる機能を追加した。最大3200文字までのテキストをQRコードに変換可能。それを携帯電話で読み取り、メールを送信したりブログを更新したりできる。

 キングジムの宮本彰社長は、「初代機がスタンダードなら、DM20はデザインにもスペックにもこだわったプレミアムモデル。ライターや小説家など文章作成にこだわりがある人にも満足してもらえる」と強調した。

 DM20の税込価格は3万4650円で、初年度の販売目標は5万台。08年11月に発売したDM10の販売台数は、09年11月20日時点で累計約9万台である。