NTTPCコミュニケーションズ(NTTPC)は2009年11月25日、パンデミック対策向けSSL接続サービスの提供を開始した。既存のSSL接続サービスに対し、基本料金と利用状況に応じた課金を組み合わせた料金体系を新たに設けた。新型インフルエンザの流行や災害発生時など、企業の状況に合わせてサービスを利用できる。主に中堅中小企業を対象に提供する。

 今回発表したサービスは「Master'sONE セキュア・リモートアクセス SSL型接続サービス パンデミック対策プラン」。自宅などの外部から社内のWebアプリケーションにVPN経由でアクセス可能にするSSL接続サービスを、基本料金と利用料金の組み合わせで利用できる。

 在宅勤務の必要がない平常時は基本料金だけを支払えばよい。新型インフルエンザや災害発生時などサービスを利用する際に、基本料金に加えて利用料金を支払う。企業の管理者が利用者IDを発行できるので、企業の状況に合わせて利用者数を調整することが可能だ。

 価格は基本料金が月額1万500円(1管理者IDと100利用者IDまで、料金はすべて税込み)。利用者IDを追加する場合、100利用者IDごとに5250円ずつ課金される。利用料金は1利用者IDにつき月額1050円で、発行した利用者ID数分課金される。ほかにVPN料金として、初期費用が9万9750円(セキュア・インターネットVPN-Light、1年契約の場合)、月額1万5540円かかる。