NTTドコモは2009年11月25日,花粉の飛散量などの情報を自動測定・蓄積する「環境センサーネットワークシステム」の試験運用を開始すると発表した。合わせて,ウェザー・サービスとの資本提携も発表した。NTTドコモはウェザー・サービスが持つ花粉飛散予報技術や自動花粉センサーによる花粉濃度の測定および解析技術の提供を受ける。

 各地に設置したセンサーで測定した大気中の花粉飛散量のデータはFOMA回線を通じてデータ蓄積用のサーバーに送られる。このデータを気象情報配信事業者や製薬会社,医療機関などに販売することを計画している。2009年12月21日から試験運用を開始し,2010年1月から商用サービスを始める。今後は花粉飛散量に加え,二酸化炭素濃度や紫外線照度,気温,降水量などの気象情報も提供する。センサーは2009年12月に関東および静岡県に300カ所,2010年度に全国2500カ所を設置し,最終的には全国9000カ所に拡大する。

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