写真1●PDC 2日目のキーノート・セッション中に,参加者には“PDC専用”モデルのノートパソコンを配布すると発表した
写真1●PDC 2日目のキーノート・セッション中に,参加者には“PDC専用”モデルのノートパソコンを配布すると発表した
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 「PDC09」2日目のキーノート・セッションは,Windows 7の経過報告から始まって(関連記事),Internet Explorer 9(関連記事),Silverlight 4(関連記事),Office 2010/SharePoint 2010と盛りだくさんだった。だが,その中で観客が最も沸いたのは,参加者に配られるマテリアルが発表されたときだ。

 今回のマテリアルはノートパソコン(写真1)。参加者全員に“フリー”で配布するとWindows/Windows Live部門担当のSteven Sinofsky氏が語ると,会場は割れんばかりの歓声で包まれた。PDC09は,昨年のPDC08にはあった朝食の提供がなくなるなど,最近の経済状況を反映してか参加者向けのサービスが全体的に抑え気味だったが,ノートパソコンという一点豪華主義で参加者の不満を解消した格好だ。

 配布されたパソコンは台湾Acer社の「Aspire 1420P」をベースにした“PDC専用”のモデル(詳細なスペック)。CPUはIntel Core 2 Duo U2300(1.2GHz),2Gバイトのメモリーと250Gバイトのハードディスクを搭載する。マルチタッチ対応タブレット型ディスプレイを搭載する。OSとしてはWindows 7 Ultimateの64ビット版を搭載。さらに,Office 2010のプリベータ版,Virutal PCとWindows XPモード,Windows Live Essentials,Corel Paint It! Touch,Microsoft Security Essentials,Windows 7 Touch Packといったソフトがプリインストールされている。

 キーノートが終了しマテリアルの配布が始まると,ホールに長蛇の列ができた(写真2)。午後になると,PDCの会場は配られた青色の箱を持つ人であふれた(写真3)。休憩中やセッションを聞きながら早速使い始める人も多く,2日目のセッション中の会場は至るところで,このパソコンを触っている人が見られた。箱からすぐに中身を取り出し,それだけを持ち帰る人もおり,何カ所かのゴミ箱は箱が山積みとなっていた(写真4)。

写真2●マテリアルを配布するカウンターには長蛇の列ができた
写真3●会場内は配布された青いボックスを持つ人であふれた
写真4●会場内のゴミ箱の中には空の青い箱が山積みとなっているところもあった。背後には早速使い始めている人の姿も見える
写真2●マテリアルを配布するカウンターには長蛇の列ができた(左)。写真3●会場内は配布された青いボックスを持つ人であふれた(中央)。写真4●会場内のゴミ箱の中には空の青い箱が山積みとなっているところもあった。背後には早速使い始めている人の姿も見える
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