写真●コラボプレイスの利用シーン
写真●コラボプレイスの利用シーン
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 シスコシステムズは2009年11月19日、企業のコラボレーションを支援するUC(ユニファイドコミュニケーション)製品群を発表した。今回発表したのは、大画面で高画質映像を使って会議ができるテレプレゼンスシステムやIP電話機、Web会議システムなど。

 UC製品群のうち、テレプレゼンス製品の「コラボプレイス」(写真)は、シスコのテレプレゼンス製品「Cisco TelePresence」の簡易版で、初期投資を抑えてテレプレゼンスシステムを利用できるのが特徴である。従来の同社のテレプレゼンスシステムでは利用するために会議室を改装する必要があったが、コラボプレイスではその必要がない。コラボプレイスで利用する機器などは、シスコシステムズキャピタルがリースで提供する。

 コラボプレイスは、NTT東西のNGN(次世代ネットワーク)サービス「フレッツ 光ネクスト」のひかり電話に接続して利用できる。「NGNを活用すれば、安価な通信費で企業間のコミュニケーションが可能になる」(石本龍太郎 アーキテクチャ&テクノロジ事業統括 専務執行役員)。販売価格は、5年間のリースと保守料の合計で月額29万8800円から。12月に販売を開始する。

 このほかのUC製品では、iPhoneで内線電話やボイスメールなどを利用できる「Cisco Unified Mobile Communicator for iPhone」とIP電話機「Cisco Unified IP Phone 8900シリーズ」を12月に販売開始する予定である。