写真1●KDDI研究所が試作したAndroidセットトップ・ボックス
写真1●KDDI研究所が試作したAndroidセットトップ・ボックス
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写真2●セットトップ・ボックスの構造
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　KDDI研究所は2009年11月18日～20日にパシフィコ横浜で開催中のEmbedded Technology 2009で，同社が試作したAndroidセットトップ・ボックス（STB）を展示した（写真1）。

　このSTBは米グーグルが提供しているAndroidに加えて，高解像度表示やハイビジョン再生などのSTB特有の機能，非接触高速転送技術Transfer Jetの通信機能などを追加してある（写真2）。デモでは(1)ハイビジョン再生，(2)携帯電話とSTBで同じアプリケーションの動作，(3)Transfer Jetでの写真転送，を実施していた。

　なお，このSTBの具体的な商用化については未定。今回のSTBは「（事業会社である）KDDI側からの要請で開発したのではなく，Androidの実力と可能性を調べるために試作した」（説明員）という。