オンライン・メモ・サービス「Evernote」を運営する米Evernoteは米国時間2009年11月16日,ベンチャー・キャピタルの米Morgenthaler Venturesなどから1000万ドルの資金を調達したと発表した。

 Evernoteは,日常で思いついたことやちょっとした体験をテキストやスナップショット,音声などでオンラインに保存し,いつでもアクセスして記憶を思い出したり活用したりできるようにする無料のサービス。2008年6月に公開ベータ版を開始し(関連記事:Evernote,“記憶の記録”を支援するサービスの公開ベータ版をリリース),現在では200万人近くが利用しているという。Web,デスクトップ(Windows,Mac OS X),モバイル(iPhone,BlackBerry,Palm Pre,Windows Mobile)などさまざまなプラットフォームからアクセスできる。より多くのストレージ容量やファイル同期機能などを使える有償版も用意している。

 今回獲得した資金によって,同社はEvernoteの発展と革新に引き続き注力し,対応プラットフォームの拡大や,新たな地域における利用促進に取り組むとしている。

 同社には,NTTドコモがベンチャー企業への投資を目的に設立した米国法人DoCoMo Capitalと,ロシアのTroika Dialogがすでに出資している。

[発表資料へ]