写真1●マイクロソフト モバイルコミュニケーション本部の越川慎司本部長
写真1●マイクロソフト モバイルコミュニケーション本部の越川慎司本部長
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写真2●マイクロソフト 代表執行役副社長の堂山昌司氏
写真2●マイクロソフト 代表執行役副社長の堂山昌司氏
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写真3●説明会会場に展示されたメーカー各社のWindows phone端末
写真3●説明会会場に展示されたメーカー各社のWindows phone端末
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 マイクロソフトは2009年11月12日,スマートフォン用OSの最新版「Windows Mobile 6.5」をリリースした(関連記事)。同OS搭載のスマートフォンを「Windows phone」のブランドで展開する。同日開催したWindows phoneに関する戦略説明会に登壇したマイクロソフト モバイルコミュニケーション本部の越川慎司本部長(写真1)は,「これまで,当社のスマートフォンのターゲットはビジネス・ユーザーだったが,Windows phoneでは一般ユーザーへの販促を強化する。そのために,プライベートで楽しく使えるスマートフォンを目指した」と述べた。

 「Windows phoneをプライベートで楽しく使うための新サービス」(越川氏)として,12月1日からスマートフォン用アプリケーション配信サービス「Windows Marketplace for Mobile」を開始する。このサービスは,iPhoneの「App Store」と同様に,ゲームや音楽などのアプリケーションをオンラインで購入して端末にダウンロードできるというもの。App Storeとの違いについて,マイクロソフト 代表執行役副社長の堂山昌司氏(写真2)は,「配信するアプリケーションの数ではなく質を重視したサービスを目指す。一定の基準を満たす良質なアプリケーションを有償で提供していく予定だ」と述べた。

 さらに,「スマートフォンのカメラで撮影した写真データをもっと楽しむための機能」(越川氏)として,Windows phone(写真3)のユーザーに無料オンライン・ストレージ・サービス「Windows My Phone」を提供する。このサービスは,Windows phoneに保存した写真やアドレス帳などのデータをオンライン・ストレージにバックアップするもの。バックアップしたデータは,「Windows My Phone」サイトのマイページで確認できる。このページから,バックアップした写真データを他の端末や他のユーザーと共有したり,ブログやSNSに掲載したりすることが可能だ。