日本デジタル配信(代表取締役社長:河村浩氏)およびブロードアース(代表取締役社長:中岡聡氏),プラットイーズ(代表取締役社長:隅田徹氏)は,ケーブルテレビ事業者のモバイル・サイトを一括して構築・運用するサービス「CableGate」の商用化に向けた実証実験において,モバイルサイトのサービス機能を高度化を行った。

 CableGate実証実験は2009年6月18日に開始したもの。全国のケーブルテレビ事業者のモバイル・サイトを構築し,各種サービス・メニューの紹介や動画コンテンツを活用した専門チャンネルのおすすめ番組情報の提供,番組表(EPG)情報の提供,お気に入り番組の見逃しを防ぐお知らせメール(リマインドメール)サービスの提供などを行っている。

 今回は,番組表(EPG)の情報提供においてサービス機能を高度化し,サイトの利便性の大幅な向上を図った。例えば番組表(EPG)では番組の検索機能を強化した。従来はチャンネルによる検索しかできなかったが,今回はジャンルやフリー・ワードでも検索可能とした。約80チャンネルの番組表(EPG)から観たい番組を即座に見つけ出すことができるようになったという。

 また番組表(EPG)内全番組に詳細説明ページを追加した。検索した番組内容を瞬時に知ることができる。さらに,この番組詳細ページからお知らせメールが利用できるようになった。これらの機能により,利用者は膨大な番組情報の中からお好みの番組を素早く見つけ出すことができ、かつ見逃す心配もなくなったと説明している。

 なお動画コンテンツでは,本格的な多チャンネル放送のモバイル向け番組宣伝用としては国内最大級の20チャンネル約50本の動画配信を行っている。

 11月9日現在,この実証実験に参加しているケーブルテレビ事業者は全国25事業者である。2009年12月までこの実証実験の参加事業者を受け付ける予定である。引き続き,更に高度なサービス(リモート予約機能など)の検討を行い,これらの実験結果を踏まえて2010年4月からの商用化を目指す。

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