米Twitterは米国時間2009年11月5日,同社が運営するミニブログ・サービス「Twitter」の一部ユーザーを対象に,新機能「retweet」を提供することを発表した。retweetは他のユーザーのつぶやき(tweet)を自身のアカウントで再配信する機能。ユーザーは,自分が興味を持ったつぶやきを,簡単な操作で,自分のフォロワー全員に通知できる。

 同社は8月に,retweet機能の仕組みを開発者に公開し,どのような形でTwitterに組み込むかという問題に共同で取り組んできた。今回,まず少数のユーザーに公開して意見や感想を募る。改善したretweet機能は,段階を踏みながら,全ユーザーへの公開を目指す。

 米メディアの報道(CNET News.com)によると,現在,他のユーザーのつぶやきを転送する場合,わざわざメッセージの前に「RT」を入力しなければならない。Twitterの投稿を追跡するサービス「Tweetmeme」は,ブログなどの投稿をTwitterで再配信する機能「Retweet Button」を提供しており,これを採用しているサイトもある。今回Twitterが用意したretweetボタンは,既存の返信ボタンと同様に,ユーザーがボタンをクリックするだけで機能するという。

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