自衛隊のヘリも登場――NTTドコモが基地局復旧の防災訓練マグニチュード7.3の都市直下型地震を想定NTTドコモは2009年11月5日、首都直下型地震に備えた防災訓練を実施した。訓練には、陸上自衛隊のヘリコプターや交通機動隊の白バイも参加。被災した携帯電話の基地局を復旧する流れを確認した。 訓練が実施されたのは、東京都江東区にある、ゆりかもめ線有明駅を降りてすぐの国営東京臨海広域防災公園。国土交通省が建設した場所で、災害時には国の緊急災害現地対策本部や災害医療の支援基地が設置される。開園は2010年夏の予定だが、今回の訓練の趣旨が設備の目的に合うことで訓練会場となった。 今回の訓練では、東京湾北部を震源とするマグニチュード7.3の地震によって、首都圏の多数の無線基地局に障害が発生したことを想定。東京都千代田区にあるNTTドコモの本社と、都内および近県にあるNTTドコモの支社が連携して復旧作業に当たる。 復旧作業の指揮を執るのは、地震発生と同時に本社に設置される災害対策本部だ。本部では携帯電話が不通になった地域の被災状況を把握し、都内および近県の支社に復旧活動の指示を出す。これを受け、各支社に待機する設備復旧支援班が活動を開始。被災地近くに設けられる到着確認所にいったん集合し、交通機動隊の白バイやパトカーに誘導されながら、各担当地区に向かう。
復旧活動を行うのは、3種類の緊急車両だ。いずれも普段は支社の駐車場で待機している。 1つめの緊急車両は、移動基地局車。被災地に行き、通信できなくなった基地局の代わりに携帯電話端末と携帯電話網を接続する。平時でも、花火大会やコンサートなど、一時的にNTTドコモユーザーが多く集まる場所には臨時出動することがあるので、見たことのある人も多いかもしれない。
2つめの緊急車両は、移動電源車。被災して停電した基地局に電力を給電する。発動発電機を搭載しており、ガソリンを継ぎ足すことで発電できる。基地局間を中継するハブの役割をする基地局など、規模が大きい基地局には、高圧電流を供給できる高圧電源車が向かうこともある。
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