サイバーエリアリサーチは、Webサイト利用者のIPアドレスから都道府県や市区町村などの地域情報を取得し、さらに所属する企業(組織)の情報も取得するASPサービス「どこどこJP v3.0」を公開した。Webサイト上で、利用者に合わせた広告、商品を表示するターゲティングに役立つ。

 同社が運用するIPアドレスデータベース「SURFPOINT」を更新したことに伴い、従来の「どこどこJP」の機能を強化し、地域情報だけでなく企業情報を取得できるようにした。

 個人向けインターネット接続サービス以外のIPアドレスでWebサイトにアクセスしてきた利用者に対し、企業(組織)からのアクセスと判定し(複合カフェからのアクセスは除く)、データベースから企業情報を取得する。

 対象の情報は社名・屋号をはじめ、本支店の区別、自営業かどうかの区別、郵便番号、住所、電話・FAX番号、上場の有無、設立年月日、代表者氏名。資本金、従業員数、売上高、業種を示すコードなども取得する。使用している回線種別、ドメイン名なども対象。地域情報としては従来と同じく国名や都道府県、市町村の緯度経度などを取得する。

 例えば食品関連サイトがこのASPを導入する場合、利用者が同じページにアクセスしても、日本料理店の関係者には日本料理店向けの、西洋料理店には西洋料理店向けのコンテンツを表示できる。また個人には個人向けのコンテンツ配信を行える。

■関連情報
・サイバーエリアリサーチのWebサイト http://www.arearesearch.co.jp/