写真1●ソニー・エリクソン・モバイル・コミュニケーションズの新機種「XPERIA X10」
写真1●ソニー・エリクソン・モバイル・コミュニケーションズの新機種「XPERIA X10」
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写真2●ソニー・エリクソン・モバイル・コミュニケーションズの新機種「XPERIA X10」
写真2●ソニー・エリクソン・モバイル・コミュニケーションズの新機種「XPERIA X10」
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写真3●ソニー・エリクソン・モバイル・コミュニケーションズの新機種「XPERIA X10」(背面)
写真3●ソニー・エリクソン・モバイル・コミュニケーションズの新機種「XPERIA X10」(背面)
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 ソニー・エリクソン・モバイル・コミュニケーションズが,携帯電話の新機種「XPERIA X10」を世界同時発表した(写真1~3)。米グーグルが推進するソフト基盤「Android」を搭載する,同社として初めての端末となる。米アップルの「iPhone」のパネルよりも一回り大きい4インチ型(480×854画素)の液晶パネルを搭載した,タッチパネル方式の携帯端末である。

 “コミュニケーションがエンタテインメントになる”をキャッチコピーとした新端末の特徴の一つは,Android上で動く「UXプラットフォーム」と呼ぶ新しいユーザー・インタフェースを導入したこと。これにより,各種アプリケーションに共通するユーザー・エクスペリエンス(ユーザー体験)を提供できるようにしている。Androidには共通のユーザー・インタフェースがなく,メーカーなど第三者が自由に設計できるようになっている。

 XPERIA X10は,ソニーの独自アプリケーション「Mediascape」と「Timescape」を内蔵する。Mediascapeは,音楽や写真,ビデオの配信・共有サービス。ネットを通じて友人や著名人と所有情報を共有できるほか,グーグルの「YouTube」やソニーの「PlayNow」とも連動する。もう一方のTimescapeは,コミュニケーションを管理するアプリケーション。「Facebook」や「Twitter」,電子メールなど各種コミュニケーションを一覧できる。

 顔認識機能も内蔵,写真中から最大5個の顔を自動認識できる。認識した顔と電話帳を連動させる機能も備える。内蔵カメラは,800万画素の撮影が可能。

 新製品の販売開始時期は,早い地域では第一四半期,ほかの地域でも2010年前半としている。この中には日本も含まれるが,発表文中に日本での販売チャネルに関する言及は無い。ただし,無線通信方式がW-CDMAおよぶHSPA(high speed packet access)に対応することから,NTTドコモあるいはソフトバンクモバイルから発売されるものとみられる。

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