米Microsoftは米国時間2009年11月3日,次期データベース管理ソフトウエア「Microsoft SQL Server 2008 R2」の技術評価版(CTP)を11月中にリリースすると発表した。また,ミッションクリティカルな大規模アプリケーション用として「Datacenter」「Parallel Data Warehouse」の2エディションを新たに設ける。

 Microsoft SQL Server 2008 R2は一連のBIツールを搭載し,セルフサービス分析機能「SQL Server PowerPivot for Excel」などを備える。仮想化環境へのサポートを強化したほか,最大256の論理プロセッサに対応する。正式版は2010年前半にリリースする予定。

 Datacenterエディションは,大規模アプリケーションおよびデータベースの管理ワークロードに対応した高性能情報プラットフォームの構築を可能にする。Parallel Data Warehouseエディションは数十Tバイトから数百Tバイトの規模に応じた拡張性を提供し,フランスのBull,米Dell,米Hewlett-Packard(HP),米EMC,米IBMなどのハードウエアでサポートを予定している。

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