マイクロソフト(日本法人)はWebサイトの運営業務を、トランスコスモスに委託した。これまで複数社が行っていた業務を集約。サービス品質を統一し、同時に運営コストを前年比30%削減する。トランスコスモスが10月30日に発表した。

 マイクロソフトは今回の業務委託について、コスト削減が大きく進んだ点と、トランスコスモスが業務量の増減に柔軟に対応できる点を高評価した。

 トランスコスモスは7月1日、本社内に専門部署「MSCOMサイトマネジメントセンター」を設けて受託業務を始めた。コスト削減策としては業務の集約、適正人数の洗い出し、効率化などを実施。またトランスコスモスが多く抱えるサイト運営関連のリソースを利用し、マイクロソフトの新規案件や業務量の増大に対応する体制をとった。これに加え複数社が担当していた各サイトの情報、運営ノウハウを集約し、運営マニュアルなどの精度を高めた。

 マイクロソフトは今後、トランスコスモスの担当者に継続的なトレーニングを実施し、新技術を吸収するよう促す。一方でトランスコスモスからサイトの改善提案も受け付ける。

■関連情報
・トランスコスモスのWebサイト http://www.trans-cosmos.co.jp/