米Appleは2009年10月29日(現地時間),「Apple TV 3.0ソフトウェア」を発表した。iTunes Storeの膨大な数のオンデマンド型のハイビジョン映画のレンタルや購入,ハイビジョン番組,音楽そしてポッドキャストがこれまで以上に,自宅のテレビで楽しみやすくなるという。特徴は,ハイビジョン・テレビで「iTunes Extras」や「iTunes LP」を楽しんだり,ホーム・シアターでGenius Mixやインターネットラジオを視聴できることである。メイン・メニューのデザインも一新し,お気に入りのコンテンツをよりシンプルに速くナビゲートできるようにもした。

 「iTunes Extras」は削除されたシーンやインタビュー,インタラクティブ・ギャラリーなど映画ファンを楽しませるコンテンツが追加される。「iTunes LP」では,iTunes Storeで販売される一部のアルバムで,ライブ・パフォーマンス映像や歌詞,アートワーク,ライナーノート,インタビュー,写真,アルバム・クレジットなどこれまで以上に多くのビジュアル機能が提供される。「ミュージック・アルバムをより進化させたもの」という位置付けである。

 Apple TVのユーザはホーム・シアターで「Genius Mix」を楽しむことができ,自分のiTunesライブラリから自動的に生成された最大12個の楽曲のミックスをエンドレスで聴くことができる。新しいApple TVソフトウェアは,Apple TVの所有者を対象に,無償で提供される。日本では160Gバイトの容量を持つApple TVが2万3800円で提供されている。

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