ライブドアは2009年10月29日,大学や専門学校など各種教育機関向けの公衆無線LANサービス「livedoor Wireless アカデミック ソリューション」を開始したと発表した。同社は以前から大学など各種教育機関への導入を進めてきたが,これをソリューションとして正式に提供し始めた格好だ。第一弾として,10月から早稲田大学の西早稲田キャンパスへの導入が始まっている。

 同ソリューションを導入した教育機関に対して,ライブドアがlivedoor Wirelessのサービス・インフラを設置,運用する。つまり採用した教育機関のキャンパスは,ライブドアが提供中の公衆無線LANサービス「livedoor Wireless」のエリアになる。教育機関の生徒などは,同じIDでキャンパスでも,livedoor Wirelessの既存エリアでも無線LANインターネットを利用できる。

 教育機関側に,無線アクセス・ポイントや認証システムなど機器の購入,運用費用はかからないが,回線費用の一部を負担してもらうことがあるという。これらの費用は,キャンパス敷地の広さや建物の形状などによって変わる。ライブドアと教育機関との協議による個別見積もりである。接続方法などの利用者サポートも,専用のメール/電話窓口で一括対応する。

 アカデミック ソリューションを導入する教育機関は,ネット機器などの構築・運用コストと人的コストの負担を少なく抑えて,キャンパス構内に無線LANインターネット環境を用意できるのがメリットだ。ライブドアには,エリアを拡大できるメリットがある。

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