写真●ソフトランが展示する「Greenware CPM」のレポート画面
写真●ソフトランが展示する「Greenware CPM」のレポート画面
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 韓国のソフトランはITpro EXPO 2009展示会(2009年10月28~30日に東京ビッグサイトで開催)で,クライアントPCの消費電力を管理するソフト「Greenware」を展示している。2009年6月から販売している製品である。

 Greenwareは,PCの消費電力を測定,無駄な消費電力を削減,消費削減結果をレポート,といった機能を搭載する。PCのスリープや休止,スタンバイの状態を監視した上で,実際に稼働した時間の電力消費量を測定。モニターやハードディスクドライブ(HDD)などを省エネルギーモードに設定することで,消費電力を節約できる。

 これらの電力消費量と電力削減量は,一覧表やグラフとして出力できる。電力削減量は,CO2の排出量や杉の木の本数として換算することも可能だ。

 Greenwareには,公共機関・自治体や教育機関向けの「Light」と企業向けの「CPM」の2種類がある。Lightは必要最小限の機能を備えた製品で,管理者用サーバーを設置しない。一方のCPMは管理者用サーバーを設置するタイプの製品で,ユーザーごとの省エネ時間の設定や部署単位や期間単位などのレポート機能を搭載している。

 1ユーザーあたりの価格は,Lightが10~49ユーザーの場合で2500円,CPMが10~99ユーザーの場合で3500円。