写真●デルの仮想化ソリューション・ブース
写真●デルの仮想化ソリューション・ブース
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 デルは10月28日、東京ビッグサイトで開催中の「ITpro EXPO 2009」において、「仮想化時代に適したプラットフォーム」と題して、ブレードサーバーやストレージを組み合わせた一連のシステムをデモ展示している。

 ブース内に、同社のブレードサーバー16台とiSCSIストレージの実機を設置。複数のクライアントPCから接続してストレージの仮想化環境などを体験できる環境を整えた(写真)。

 デモでは、ストリーミング動画を流しながら、ストレージのボリュームをダイナミックに追加して動画に問題が生じないことをアピール。また、仮想化環境における運用管理や障害監視などの様子も紹介。耐障害性にやや不安が残るとされる仮想化技術において、一定の管理・監視レベルを確保できる点を強調した。

 仮想化環境においては、性能のボトルネックになりやすいポートの数にも注意する必要がある。デルのブースでは、ブレードサーバーの背面を来場者側に向け、省スペース設計のブレードサーバーでも1台当たり6ポートという豊富なインタフェースを持つと説明している。

 デルの中東孝夫氏(マーケティングコミュニケーションズ アシスタントマネージャ)は「仮想化機能が強化されたWindows Server 2008 R2の登場で仮想化の利用は一気に進む。ブレードサーバーとiSCSIストレージの組み合わせが一つの解決策であることをこのブースでアピールしたい」と説明している。