米Googleは米国時間2009年10月27日,携帯電話機向けソフトウエア基盤「Android 2.0」(開発コード名「Eclair」)用のソフトウエア開発キット(SDK)「Android SDK revision 3」を公開した。Windows/Mac OS X(Intel Mac)/Linux版を用意し,Webサイトでダウンロード提供している。

 Android 2.0の新APIが利用可能になったほか,開発ツールApache Antや米Appleの最新版OSであるMac OS X 10.6(Snow Leopard)に対応した。Eclipseユーザー向けには,開発用プラグインの新版「Android Development Tools(ADT)0.9.4」を提供する。

 Android 2.0では,データ同期やBluetoothなどの機能を強化する。新たなアカウント・マネージャとアドレス帳用のAPIを使うと,複数のデータ保存先と同期可能なアプリケーションを作れる。BluetoothのObject Push Profile(OPP)とPhone Book Access Profile(PBAP)プロファイルに対応し,無線PtoP接続などが利用できるようになる。

 Android 2.0搭載端末は,2009年11月より利用可能になると見込む。Googleは,2009年中にAndroid 2.0を1回だけマイナー・アップデートする計画。

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