東京・ビッグサイトで開催中のITpro EXPO 2009で、運用管理パビリオンに出展した、全国共済農業協同組合連合会(全共連)のシステム子会社、中央コンピュータシステム(C-COM)は、2010年末をめどに、電子帳票の作成・閲覧ソフトの新版の提供を開始する。

 新版の名称は「Trinitat(トリニテート)ver7.7(仮称)」。電子帳票の加工や閲覧をWebブラウザ経由でできるようになる。システム管理者はトリニテートを各クライアントパソコンに配布する必要がなくなり、利便性が増す。

 トリニテートは各業務システムからダウンロードした帳票データを自動的に電子帳票に変換し、加工・閲覧するためのもの。新版では、電子帳票を集中管理するサーバーにクライアントパソコンからWebブラウザを使ってアクセスし、電子帳票の加工や閲覧ができる。

 現在開発中の商品であり、価格は未定。「他社製品と比較して、競争力のある価格設定にする」(C-COM 営業推進部の渡辺順尚氏)としている。