楽天は、インターネット通販を補完する目的で、商品の展示即売会などのイベント事業を始めた。第1回として10月23―25日に、モール型ショッピングサイト「楽天市場」の利用者を招き、宝飾品の展示即売会を開いた。宝飾品は単価が高いため、ネット上では利用者が購入に慎重になりがち。イベントを通じて店舗の担当者が直接説明し、商品を手に取る機会を設けて販促する。

 展示即売会は東京・南青山のイベントホールで行った。楽天市場に出店する宝飾品取扱業者のうち11店舗が、ネット通販で取り扱う商品のほか、イベント限定の商品を展示販売した。即売会に訪れた利用者が店舗に対する信頼感を高め、同分野の商品を楽天市場で継続して購入する、といった効果を見込む。

 集客には楽天市場が配信する宝飾品関連のメールマガジンを利用したほか、都内在住で過去に楽天市場で宝飾品を買った利用者を中心に参加を呼びかけ、抽選で選んだ約1500人に来場を促した。

 今後は食料品関連イベントの開催も検討しているという。

■関連情報
・楽天のWebサイト http://www.rakuten.co.jp/